医療情報技師能力検定試験受験記
昨日10月5日は医療情報技師の合格発表。
無事合格したので受験記を書き残しておこう。
この試験を受けようと思ったのは現在医療情報に関わる仕事をしているから。
それほど難関資格とも思わないし市場価値が上がるとも思わないがこの分野で会話するには最低限持っておこうねという程度のものだと思う。だからといって勉強せずに受かる試験ではない。
試験の申し込みをする前に他の方が書いたブログを読んだが、この試験の受験者の属性は概ね2つ。これは試験会場で周囲の受験者を見渡してもそんな感じだった。
属性1:医療機関の職員と思われる人たち。
属性2:医療機器メーカー、ITベンダーのヘルスケア部門の社員と思われる人たち。
この試験は3科目あって、全科目合格判定基準以上の点を取らないと合格しない。
科目1:情報処理技術(60分)全50問
科目2:医療情報システム(90分)全60問
科目3:医学・医療(60分)全50問
属性1の人たちは医学・医療を得意としていて、情報処理技術を苦手としている。
属性2の人たちは情報処理技術を得意としていて、医学・医療を苦手としている。
これはどちらも当たり前のことである。
医療機関で働いている人は医療系の教育機関を卒業して日々医療の仕事をしているので医学・医療の設問で問われる知識は基礎知識として持っていることが多い。
一方でITベンダーで働いている人は日常的に情報処理技術の知識は目にするし耳に入るし仕事で使うし若手のうちに基本情報や応用情報を取れと言われるし高度情報を持っている人もいるので、情報処理技術の設問で問われる知識は基礎知識として持っていることが多い。
ただし、属性1の人は医療情報室で働いている人もいれば、医事課や事務局と兼務している人、放射線技師の人、放射線技師出身の人、ITベンダーから転職してきた人もいるので全員が医学・医療を得意としているかというとそういうわけではない。医療機関というのは専門化が進んでいて自分の担当科以外のことは一般人と大して変わらない。どの属性の人もウイークポイントなのは看護、研究・統計だと思う。看護師でこの試験受けている人、資格持っている人を聞いたことがない。この試験には全く興味ない人たちだと思っている。
属性2の人も営業とかだと薄い知識しか無いので余裕ではないかもしれないが、SEと呼ばれる人であれば業務系の人でも基盤系の人でもネットワーク系の人でも余裕だと思う。特にネットワーク系の人が最強だと思う。
そして、この試験のメイン科目である医療情報システムは、属性1の人も属性2の人もかなり勉強しないと内容が多岐にわたるため日常業務で自然に全て網羅されることは無い。例えば属性1の人でも全ての診療科(産科や歯科や透析や臨床研究に至るまで)を経験している人はいないし、属性2の人でも自社の医療機器や情報システムが全ての診療科に関わることは無い。仮に電子カルテメーカーの社員であっても、縦割りなので全ての部門システムに精通している人などいない。
自分は属性2に近いのだが、どういう順序で勉強すべきか決めるために過去問や医療情報技師育成部会のHPに掲載されている過去の合格判定基準点を出来るだけ古い年から調べた。
2011年〜2022年までの11年間(2020年はコロナ禍で試験無し)では、
<合格判定基準点>
科目1:情報処理技術
最高64点 平均58点 最低52点
科目2:医療情報システム
最高76点 平均72点 最低68点
科目3:医学・医療
最高60点 平均55点 最低48点
どれも6割が合格ラインで大差ないように見えるが、医療情報システムだけ120点満点なので比較し辛い。そこで合格判定基準点を得点率で表すと科目の違いが見えてくる。
<合格判定基準 得点率>
科目1:情報処理技術
最高64% 平均58% 最低52%
科目2:医療情報システム
最高63% 平均60% 最低57%
科目3:医学・医療
最高60% 平均55% 最低48%
これを見ると、過去11年間の合格判定基準、つまりボーダーラインが最も高く設定されているのは医療情報システムであることが分かる。次いで、情報処理技術が高く、一番ボーダーラインが低く設定されているのは医学・医療となっている。
このデータに基づいて、医療情報システム→情報処理技術→医学・医療の順番で勉強したのだが、結果的にもこの順番で勉強したことは正解だった。過去問をパラパラ眺めるとすぐに気付くのだが、医療情報システムでは回答を「2つ」マークしなさいという設問が多い。
<今年(2023年)の問題で「2つ」マークしなさいという設問数>
医療情報システム:15問
情報処理技術:0問
医学・医療:13問
過去問を勉強する中で感覚的には医療情報システムのみが2つ選ばせる問題が結構出る印象だったが、今数えてみると医学・医療も同じくらい2つ選ばせる問題が出ている。今年の医学・医療の難易度が上がったのは過去問に無い設問が多く出たことに加えて、これも影響していると思う。
一般的に2つマークしなさいという設問は、1つだけマークする設問に比べて難易度が上がると思っている。理由は、1つは正解を見つけられるがもう1つを間違えるリスクがあるから。この場合に部分点があるとはHPからは読み取れず成績通知書が届かないと確認できないが、正解が1つの場合だと大抵の場合2択まで絞ることが出来て残りのどちらかが正解なのだが、正解が2つの場合は絞りきれない可能性が高くなると思っている。
で、要するに医療情報システムはボーダーラインが一番高く、2つ選ばせる問題が一番多く出るので、しっかり知識をつけておく必要があると考えて一番時間をかけた。情報処理技術は、応用情報とか高度情報とか持っていて過去問を一気にやれば短期間で大丈夫という見立て。そして最後に一番知識が無い分野である医学・医療を直前まで詰め込もうという戦略。
勉強に使用したのは過去問と篠原出版から出ているテキスト3冊だが、使ったのは殆ど過去問だけ。過去問を購入して最初にやるべきことは、本の裁断。過去問は設問と解説が分離しておらず、本のままだと勉強するのにとても非効率。自分は過去問を裁断して、科目ごと、年ごとにステープルして、更にPDFにして、モニターに問題と解説を表示して勉強した。
昨日解答がアップされたので自己採点してみると
科目1:情報処理技術 88点(44/50問)
66点以上が合格
→結果通知も88点
科目2:医療情報システム 72点(36/60問)
66点以上が合格
→結果通知は74点
科目3:医学・医療 66点(33/50問)
50点以上が合格
→結果通知も66点
何とか合格していた。
この結果から2つ選ぶ問題において部分点は無いということが分かる。
自分の手応えと違ってガッカリしたのが医療情報システム。7割は取れたと思っていたのでこんなに間違えているとは思っていなかった。6割しか取れていないので、もし、医療情報システムのボーダーラインが過去最高(63%以上)に設定されていたら落ちていた。一方で医学・医療は見たことが無い設問が多く、明らかに難易度が高かったと思っていて、落ちるのなら医学・医療がダメなんだろうと思っていたが、思っていたより取れていた。
こうなった理由は上記のとおり、勉強していった順番だろう。医療情報システムは試験の1月前には勉強を終えていて、医学・医療は直前の2週間くらいで詰め込んだのが点数に現れたなと感じている。医療情報システムについては、勉強を終えた後も他の科目の勉強の合間に間違えた問題と解説だけを纏めた資料を眺めたりしていたものの、所詮は詰め込んだ知識であり定着した知識ではないので、少し設問が変わったり紛らわしい選択肢があると間違えていた。まぁ社会人が仕事しながらの資格試験はこんなものだろう。
全ての科目が合格想定水準を60%とされている試験のようなので、問題が易しく平均点が上がれば、60%後半がボーダーラインになることもあれば、問題が難しく平均点が下がれば、50%がボーダーラインになることもある。つまり、ボーダーラインの幅は最大で17〜18%くらいあるということになる。結局、全科目7割以上確実に取れるよう過去問を繰り返し勉強して、当日のミスや問題の難化、平均点上昇などがあったとしてもボーダーラインを上回れるようにするというのがこの試験の勉強方法だと思う。
もちろん、科目合格を積み重ねて2年計画で合格を目指すという方法もあるだろうがオススメしない。何故ならこの試験は実施時期が悪いから。
この試験で自分が苦手としたのは、試験の時期である。詰め込みの勉強を行う7月8月は毎日のように最高気温35度を超える猛暑であり、試験日の8月20日はお盆明け。いつもはお盆に実家に帰省しているのだが、今年は帰省時期を試験後にズラした。実家なんて帰ったら絶対勉強しないし、家にいても勉強しないと思って、時間のある時は図書館で受験生に混ざって勉強していた。個人的には資格試験は11月あたりが一番良い。
新型コロナ感染日記
1年前に書いたブログが下書きのままになっていたので公開してみる。
5類になった今では、感染したところで何とも思わないが2類だった昨年は自分も周りも家族も受け止め方が違ったなぁ。
コロナワクチン接種回数は4回。基礎疾患なし。
最終接種日から50日経過。
【1日目】
前日夜に薄着で寝たせいか、朝起きると喉がイガイガする。出勤時にコンビニでのど飴を買う。引き続き喉の調子が良くないので早めに就寝(22時ごろ)。
【2日目】
悪寒がして2時に起きる。熱を測ると37.7度。倦怠感が強い。 咽頭痛と鼻づまりが強い。食欲は全くない。ストックしておいた市販の総合かぜ薬を服用する。職場に欠勤の連絡。近隣のクリニックに電話するも発熱外来の予約が取れず。抗原検査キットを薬局で購入しようと連絡するも、症状がある人には販売出来ないと断られる。仕方なくネットで購入する(翌日届くが結局使わない)。
2時 :37.7度
5時 :36.5度
9時 :38.2度
10時:37.0度
11時:38.3度
13時:39.1度
14時:38.0度
15時:37.7度
16時:37.3度
22時:37.0度
24時:37.0度
【3日目】
熱は36度台(平熱)に戻る。咽頭痛が強く鼻づまりもある。近隣のクリニックに連絡し、発熱外来の予約が取れる。昨日から発熱し今日は平熱に戻っていることを伝える。
・発熱外来に発熱患者が来るため感染リスクがある
・発症直後で平熱だと偽陰性が出る可能性がある
・明日診察する方が確実な検査結果が出る
と促されそうすることに。引き続き市販の総合かぜ薬を1日3回服用していたが、尿がとても出づらいことに不安を感じる。食欲がほどんどなく、前日から1日1食なので便は通常どおりではないが、まぁ大丈夫という感じ。
【4日目】
午前中にクリニックへ。抗原検査の結果「陽性」。発症日は、このブログの「2日目」と言われる。発熱が出た日が発症日と見なされる。
感染経路に思い当たるところは無い。
単身。通勤は自家用車。
職場では常にマスク着用。
食事は自席。食事の30分くらいだけマスクを外す。
職場のトイレは自動ソープディスペンサー。
-1日目に対面で2時間ほど取引先担当者と打合せ。
0日目に30分社内打合せ。
全て全員マスク着用。
他に15分以上近距離で会話する場面無し。
職場以外に立ち寄るのはスーパーとコンビニ。
いずれもマスク着用、店内で会話無し。
残業続きで疲れが溜まっていたのが原因では。
期限間近の重要な仕事をしておりストレスフル。
軽症なのでクリニックから保健所への連絡は行わないとのこと。自分でスマホでMY-HERSYSへ登録する。(正確には自治体の陽性者登録センターのQRコードを読み取り登録するとMY-HERSYSのURLとIDが送られてくる)職場に連絡し、自宅療養が何日間で、出社出来るのが何日からと伝える。来週に予約していた人間ドックの日程変更を行う。(直近でコロナ陽性の人は受診出来ないため)
総合かぜ薬の説明文書をあらためて読むと、副作用の可能性の一つとして、「泌尿器:排尿困難」と書かれており、これだと。すぐに服用を中止する。
この薬は、●●ア●ックEXプ●ミ●ム。
【5日目】
鼻づまりはほぼ解消。咽頭痛は継続。排尿も少しづつ戻ってきて、原因はこれだったのかと安心する。食欲は無く、1日1食で十分。自宅で療養しているだけで動かないのでお腹が空かずダイエットとして丁度いいのではと思い始める。咽頭痛を抑えるため、副作用が出たと思われる総合かぜ薬は止めて、クリニックで処方されたロキソプロフェンを服用する。こちらは何度も服用したことがある。薬を適当に選んではいけないと実感する。
コロナじゃなければ普通に仕事出来る状況だが、まだ発症から3日目なのであと1週間も自宅療養が必要。夜になると咽頭痛も楽になってくる。味覚・嗅覚も若干違和感があったが、元に戻る。ポカリスエットとアクエリアスの微妙な味の違いもよく分かる。結局、鼻づまりと咽頭痛が原因だっただけ。普通の風邪の時もそうなる。メディアで散々コロナは味覚嗅覚異常になると言うので、そういう先入観があり神経質になる。
ワクチン接種しているからこの程度の症状で収まっているのかもしれないし、自分が感染したコロナ(オミクロンか何か不明だが)が軽症で済むタイプなのかもしれない。
【6日目】
咽頭痛が若干残っているがその他の症状無し。
【7日目】
咽頭痛は殆ど無くなったが痰のからむ咳が出る。酷いわけではないが就寝時、起床時によく出る。目の充血があることに気付く。
【8日目】
咽頭痛は完全に無くなった。処方されている痰切りの薬を服用する。
【9日目】
痰、咳もほとんど無くなる。
このブログでは喉に異変を感じた日を1日目としているが医療機関に発症日と言われた日は発熱が出た2日目。6日目には十分仕事ができる体調に戻る。自宅療養といっても一日中寝ることも出来ないので仕事をしようかと考えたが、それをやってしまうと会社的(労務管理上)良くないのだろうと思い、やめておくことにした。
「大学に行く意味ない」は本当か?
著名人が「大学に行く意味ない」と発言して少し炎上している。
暇なので自分なりにこの発言について考えをまとめてみたい。
動画も見たが「主語が無い発言なので」ありとあらゆる人に対して意味が無いと言っているように聞こえる。大学は当然行くものという風潮に一石を投じるための発言だとしても、これでは誤解が生じるだろう。
以下のような切り口で対象を絞って考えてみる。
1.インターネットが普及している時代なら全ての分野で大学が不要と言えるのか?
大学レベルの知識はネットで学べて知的好奇心を満たせると主張。
人的交流は同年代で未熟な人間とつるむより大人との方が成長できると主張。
【賛同出来る点】
⇒サークルやゼミ、研究室などの人的交流の意味・価値は極めて少ないと思う。日本の大学に多様性・国際性は殆どなく、早慶などの有名私学でも7割が首都圏出身者であり同じ高校出身者でつるんでいる人間が多数である。目的意識・向上心を持っている人間も少なく、刺激を受けることも少ない。課外活動にいたってはコロナ禍以前どころか20年ちかく前から減少しており授業だけ受けて家帰るというような学校(就職予備校)と化している人がとても多い。小遣い・生活費・学費を稼ぐためのバイトをするにも大人と交流があった方が、将来に繋がる経験や方法を教えてくれると思う。こういう話は個々に答えが異なるのでいくらSNSやyoutubeを眺めていても得られない。
【賛同出来ない点】
⇒大学には学部ごとのカリキュラム(体系)があり、それを全て自分で行うことはよほどの自主性・積極的な知的好奇心が最初から無いと不可能。
2.最高学府に行く層からFラン大学に行く層まで全て行く意味ないのか?
これがこの発言のキモと思われる。
Fランで大学卒業資格得ても、費用対効果が無いと主張されている。
ましてや奨学金(=借金)借りてしまうとペイするほどの収入を大半の人は得られないだろうと。
また、大卒か否かで生涯賃金に差が出るという主張で揉めており今の時代企業も学歴だけでなく中身を見ていると主張されている。
【賛同出来る点】
Fラン大学では、大企業への入社はほぼ無理なのでホワイトカラーとして高給を稼ぐことは出来ない。大学4年間の学費と生活費、人によってはその大半を奨学金という借金で賄うと社会人になった時点で数百万の借金を背負った状態でスタートしてしまう。しかも得られた知識も人的交流も学歴というブランド力も無価値。それであれば、早い段階で別の経験をした方が市場価値は高まるだろう。氏も言っているが若さというのはとても貴重で、体力も気力も好奇心も旺盛なので成長出来るポテンシャルがとても高い。それを周囲と合せて好きでもない勉強をダラダラやってモラトリアム期間を過ごすだけなら、社会経験を積むなり、好きな分野のスキルを磨くなりした方が成功する可能性が高い。ただし、行動力にすごく自信がある人に限る。
【賛同出来ない点】
一定レベルの大学であれば、学ぶことはあるし、有名企業・大企業への就活切符(少なくとも学歴フィルターはクリアする)にはなるので大学卒業に価値はある。氏は起業家なので就職ということに価値を置いていないが、大企業でなくても多くの企業は採用要件を「4年生大学卒業」としており、高卒では採用試験すら受けることが出来ない。学歴を問わないという企業も中にはあるだろうが、ブラック企業の可能性がすごく高まるし、それを見抜く力は18歳や19歳には無い。もちろん若いのだから転職を繰り返せば良いのだが世の中そんなにうまくは行かない。疲弊して負のスパイラルにハマってニートになるのがオチだろう。インターネットがあればなどという理想論につられて自分の人生判断する人はいないだろうが、現実はこうなる未来が見える。
3.文系も理系も芸術系も音楽系も医学系も全て行く意味ないのか?
さすがにそうとは言っていない。
氏は主に文系を指していると思われる。理系も若干指しているが主張は弱い。
【賛同出来る点】
文系、それも法学・経済学・経営学・商学という実学系については、資格学校の方がコスパは良いだろう。ただ、これも上記のとおり、就活切符を得るためと割り切れば単位取るのは楽だし、最低限の労力で卒業資格は得ておくのが安全だろう。そもそも本気で経営や商売を学びたいと思うのなら大学の教室座ってるより、商いの現場に飛び込めよという話である。本気でそんなこと思っていない学生が大半なのがこの国の問題なのだが・・
理系で唯一賛同できるのは、ITを学ぶ学生。日本の大学にはコンピュータサイエンスを体系的に教えられる学部は殆ど無い。次々に新しい技術・概念が生まれる分野なので大学で役に立たない遅れた知識を学ぶよりベンチャー企業にバイトで入って見よう見まねで経験積んだ方が圧倒的に成長出来る。ただ、ITについても罠があって、ネットがあれば場所は問わないと言っておきながら、企業は渋谷や六本木に集積している。勤務先が圧倒的に都心しか無いのもITの特徴。結局多くの人は群れていないと学べない・向上しないというのは真理だと思う。
【賛同出来ない点】
理系についても若干指していたが、さすがに無理がある。実験施設くらい借りられるというようなことを言っていたが大学教育が無いと開発・研究・実験などの基礎知識・考え方のアプローチは学べない。当然就活切符も得られない。考えてみるとFラン大学には理系が無いことが多いので、理系はこの議論の対象外ではないか。理系で学問を学ぼうとすると研究設備が必要になる。大学に行かなければ志向する分野でそういうものに触れることすら出来ない。
4.大学院へ進学し研究者を目指す人も行く意味ないのか?
そうは言っていない。アカデミックな世界で生きていくつもりの人は意味があると言っているのでこの議論の対象外。
結論としては、学力が下の3割くらいの人は、大学進学に拘らず好きな分野の専門学校などに行った方が先の人生考えても良いものになりますよということかと。
氏も人には向き不向きがあると言っている。勉強が苦手な人が無理に高等教育機関に進んでも勉強しないし分からないので覚えないし意味がない。大学に縛られる価値は年々下がってきていて、他の選択肢を選びやすくなっているのは確かだろう。
OCN光からドコモ光への事業者変更手続きがクソである件について
自分はスマホがドコモで、自宅のインターネットにOCN光を使用している。
OCN光には大したポイントも付かないため、支払いをドコモに1本化し、dポイントをつけるためにOCN光からドコモ光への事業者変更を行うことにした。
しかし、まだ手続きは完了していない。
NTTドコモもNTTコミュニケーションズも対応がクソなのだ。
まず、NTTドコモ。来店予約までしたのに、事業者変更番号をお客様自身で取得してもらう必要があると。そしてそれはOCNの電話のみ(日曜・祝日除く)で受付しているため、ドコモショップに行っても何も出来ないという。Webで来店予約する際にはそんなこと何も書いていない。こいつらはバカじゃないのかと憤って時間の無駄をしてしまった。つまり、ドコモ光の新規申込みじゃないと、ドコモショップに行ったところで何も出来ません。今どき、インターネット回線を新規に引く人なんてほとんどいないだろう。バカじゃないのか。
次にNTTコミュニケーションズ。こちらは更にクズなのである。
同じ会社の同じ手続きをするのに、電話番号が2つあるのだ。
まず、0120−506−506で以下5つを聞く。
ここで、クソな対応が始まる。電話に出た社員は、受付だけしているので、具体的な話は担当者から折返し電話するので、都合の良い時間帯を教えてほしいとぬかす。
今が都合良いから電話してるんやろボケ!
キレるのを抑えて、折返しの電話で以下5点を聞いて、メモする。
1.事業者変更番号(T1234567890)←例です
2.契約プラン:OCN光マンションプラン
3.オプション名:無し
4.最大通信速度:1Gps
5.お客様番号(CAF1234567890)←例です
次に、0120−982−379に電話して上記の内容を伝える。
ここでも、クソな対応が始まる。電話に出た社員は、受付だけしているので、具体的な話は担当者から折返し電話するので、都合の良い時間帯を教えてほしいとぬかす。2回目。完全にブチ切れた。今が都合良いから電話してるんやろボケ!対応出来る社員が電話に出ろ!大手通信企業のクセに電話でしか申込み出来ない上に、電話したと思ったら、問答無用で別の担当者が折り返すから都合のいい時間帯教えろって、その業務フローおかしいやろ。サービス向上のために通話を録音してるなら上司にこの通話聞かせてサービス改善しろやボケ!何を言っても受付のオペレーターでは雑魚なので、仕方なく聞かれたことに答える。
ここでも度々キレる。
自分は長年OCNの契約をしているのに、氏名(漢字、カナ)、生年月日、住所、電話番号をイチから全て言えというのである。そしてドコモのプランが何か教えろと(追求するとこれは必須情報では無いとのこと。なら聞くなボケ。)まともな企業のカスタマーセンターであれば、お客様番号があれば、契約情報は分かるはずである。しかし、このクソ会社はそんな当たり前のことすら出来ていないのである。この受付番号の部署ではお客様情報は何も参照出来ないというのである。もう訳が分からない。そのくせ事務手数料がOCN側で3300円、ドコモ側で3300円かかること、引き落としがドコモに切り替わるタイミングなど、てめぇのカネの請求の話だけはきっちり言ってくる。しかも細かい話を自動音声のように話してくる。ここまでくると人が対応する必要が無いのだ。Webで確認事項として読ませて確認ボタン押させれば良いだけなのに、頑なに「電話」という昭和のツールで応対するというルールだけにしているために、覚えられるわけがない複雑な話を口頭で言ってくるのである。
キレまくって、もうさっさと電話を切りたかったのに、まだクソな対応が続くのである。明日以降、上記2つの担当とはまた別の担当から、本日の内容の復唱の電話があるというのである。その電話をかけて良い時間帯を教えろと。ふざけるなボケ!復唱したいなら今ここで言えば良いだろ。電話の相手であるオマエが他人に伝えて、その他人が後日電話かけてくることに何の意味があるんだよ。アホか。以下のように言ったが何も答えず。
「あなたねぇ、自分が客だったとして、こんなたらい回しのような対応されて契約したいと思うのか?この煩雑極まりない業務フローが大手通信事業者として最適だと考えているのか。このサービスを売る気があるのか?これはもはや契約変更させたくない嫌がらせだろう」
言いたくはないが、オペレーターなどバイト同然の身分なので、言っても無駄なのだが、言わないと分からないのである。大手だから殿様商売なのか知らんが、令和の時代にありえない非効率な業務である。
そして、やっと最後、「じゃあその復唱とやらの電話をうけたら終わりなのね?」
終わりではないのだ・・
その復唱とやらの電話を受けて5営業日後以降に、
0120−766−156に、回線変更日を客自身が連絡しろと言うのだ。
それが終われば手続きが完了だと。
これをクソ対応と言わずして何と言えようか。
私は声を大にして言いたい。
「OCN」、「NTTコミュニケーションズ」はクソである。
総務省に厳重注意してもらいたい酷い対応である。
肝生検を受けてきた
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の確定診断のために、肝生検を受けてきました。
肝生検というものが患者目線でどんなものか情報が少ないので自分がブログに時系列で書き残しておこうと思います。肝生検は1泊2日の検査入院が必須となります。
1.肝生検までの経緯
20代前半から肝臓の数値が基準値を超えていて、前回の人間ドックでAST、ALT、γ-GPTが100〜170という自分の中でも1番悪い値になったので、一度確定診断を受けてみようと思って検査入院することにしました。
今回数値が悪化した心当たりはたくさんあって、1番は毎日炭酸飲料を飲んでいたこと。特に夏場は2、3本。コンビニ弁当が主で麺類や油物、菓子類も多い。殆ど野菜を取らず。もともとこういう物が好きというのと、仕事が忙しくなると食べてしまうという傾向が。ただしお酒は全く飲まない。
・人間ドックの血液検査
(肝臓の3指標に加え、中性脂肪、コレステロール、血糖も基準値超え)
(境界型糖尿病との判定)
・再度血液検査
・検査結果診断
(繊維化の数値やウィルス性肝炎、自己免疫性肝炎の有無などを判定。繊維化の数値は基準値内だが、やや硬め。ウィルス性肝炎や自己免疫性肝炎ではないとの結果。他の肝炎では無いことが確定したので、残る要因として考えられるNASHであるか否かを判定する為に肝生検を受けることを決める)
自分はお酒を全く飲まないので非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)であることは間違いないのですが、単純性脂肪肝(NAFL)なのか進行性のある非アルコール性脂肪肝炎(NASH)なのか判定するためには肝臓の組織を採取する肝生検が必須になります。医師からは2ヶ月くらい食事、運動で体重を落としてから再度血液検査をして判断されても良いですよといわれたのですが、体重を落として数値が多少改善しても確定診断は出来ないわけで先延ばしにしかならないと考えて肝生検を受けることにしました。
数値は悪いですが症状は何も無いので、現在の自分の肝臓の状態を詳細に知っておくことが今後の生活を健康的に維持するために必要と考えました。単に毎年人間ドックで脂肪肝と言われて生活習慣に気をつけてと漠然と言われても、日々の生活、仕事中心の生活の中で継続出来ず、一度体重を落として改善したもののリバウンドした経験があります。世の中に溢れている食品は炭水化物や糖、油だらけなので、しっかり意識づけしていないと、すぐにコンビニ弁当、ファストフード、丼物、麺類、炭酸飲料、ポテトチップスという生活になってしまいます。
検査の予約をしてから検査まで1ヶ月ちょっとありましたので、食事制限をして体重を5キロ落として臨みました。検査結果がどうであれ肝機能を改善しないといけないのは変わらないので、飲み物は水かお茶のみとして炭酸飲料は一切やめました。
2.検査入院当日の流れ
10:00 受付
検査時間が15時〜16時であることが判明。午前中に終わると思っていたのでガッカリ。
10:20 入院病棟に案内
(個室は高いので無料の4人部屋にしました)
10:30 体温、血圧測定
10:50 点滴用の針を装着(まだ点滴はしてない)
何のために点滴するのか看護師に聞くと、痛み止めと抗生物質とのこと。肝生検の時に局所麻酔をするが、点滴でも痛み止めを打っておくという目的と身体に針という異物を入れることになるので抗生物質を打っておくとのこと。
この段階で、これ以降水分を取らないように言われて持ってきたお茶を取り上げられる(そこまでやるのか)。昼食は抜きであること、夕食は医師の指示による旨を告げられる。検査時間は担当医師の都合で前後するとのこと。検査着に着替えるよう言われるが左腕に点滴の針が刺さっているので恐る恐る着替える。これ以降やることが無いのでこのブログを書くことに。本も持ってきたのだが、点滴の針が刺さっている左手で本を持つのが違和感があるので、右手だけで操作出来るスマホで時間を潰すことにする。
12:00 点滴開始、坐薬を入れられる。
点滴は痛み止めとのこと。坐薬は完全に想定外。
どうやら検査時間が早くなった模様。
12:15 ストレッチャーに乗せられ、検査室へ移動
12:30 肝生検開始
エコーで肝臓の位置を確認して、マークを付けている。その箇所から局所麻酔の注射を1回。痛みは予防接種レベル。そしてもう1回その箇所から注射。ズキっという痛みがあったがすぐ終わる。
さぁこれから本番の針がくると思っていたら、先生から「肝生検終わりましたよ」との声。2回目の針が肝生検だった模様。麻酔の注射を打ちますよと言っておいてそのままシレッと生検針を刺すことで身構えさせずに検査を終わらせてくれた。ストレッチャーで入院病棟に運ばれて戻る。
13:00 肝生検終了
13:15 側臥位で3時間安静にするよう指示。
肝生検した右の脇腹を下にしてベッドで3時間。自分の体重で圧迫することで針を刺した箇所(肝臓)の出血を止めるとのこと。合わせて抗生物質の点滴開始。痛みは全く無いが、横向きで3時間じっとしているのが辛い。スマホいじって時間を潰す。
16:15 側臥位の安静終わり、体温血圧測定
18:00 夕食
点滴が黄色いものから白いものに変わる。ラクテック注と書かれている。ごく普通の点滴のよう。ずっと点滴をつけていなければならないのが邪魔で動きづらいのが困った点。痛みも何も無いので翌朝採血して10時に退院と告げられる。同室の爺さんがラジオで演歌を聴いている。
21:00 就寝
もちろん寝れない。夜が長くて困る。
6:30 起床、点滴終わり、体温血圧測定、採血
10:00 退院
どうやら肝生検というのは事前、事後の準備(体温・血圧測定、点滴)、経過観察(生検箇所から出血が止まっていることの確認)に時間がかかるが生検そのものは当初先生が言っていたとおり20分程度で終わる。複数回刺したりするのかと思っていたが、1回だけ。右の脇腹から予防接種されるという程度。胃カメラのほうが遥かに苦しいということがよく分かった。こういう検査の時は目を閉じておくか天井を見ておくのが良いと思う。目をキョロキョロさせて医師の手元とか検査器具を見ても良いことは無いので。
検査結果は2週間後
真備町へボランティア行って来た
7月15日(日)に岡山県倉敷市真備町へボランティアに行って来ました。災害ボランティアは初めてです。
目的は、初心者の自分が1日ボランティア活動してどの程度役に立つのか知ること。
災害ボランティアをやったことないけど、ニュース見て気になっているという人は多いはず。初心者の方に参考になればと思い、書き残しておきます。
まず、ボランティアに行こうと思う場所を決めて、その自治体、社会福祉協議会、ボランティアセンターのホームページを見て情報収集しました。広島、岡山、愛媛などは上記のTwitterアカウントもありましたのでフォローしてると最新情報が得られます。
被災地に知り合いがいる人はそこに行けば良いと思いますが、初心者の人は被害の大きさより自分が車、電車で行くことが可能な場所を第一に選ぶべきです(行き帰りだけで右往左往するようでは話になりません)。 なお、被災地は渋滞しているところが多いので、公共交通機関で来るようお願いしている自治体もあります。
私は真備町に行こうと思ったので倉敷市災害ボランティアセンターのTwitterのアカウントをフォローして、ボランティアの受付場所、受付時間を知りました。
ボランティアの受付場所は中国職業能力開発大学校(ここに倉敷市災害ボランティアセンターがある)、受付時間は(7月14日に私が見た限り)よく分からず。注意事項として、現地は渋滞が起きているので公共交通機関を使って来てほしい、JR新倉敷駅北口からボランティアセンターまで送迎バスが出ていると書いてあったので、電車で行くことにしました。
そもそも土地勘も無いし、初心者はそれほど重装備にもしないと思うので、電車で行った方が良いです。泥だらけになりますが、最後にボランティアセンターで洗い流せます(ブラシと高圧洗浄機があります)
続いて、服装等の事前準備ですが、足裏に鉄板が入った長靴を持っていなかったのでホームセンターで買いました。他は帽子、マスク、長袖のシャツ、伸縮性のあるパンツ。飲み物は1.5リットル以上と新聞に書いてあったので500ml × 4本持って行ったのですが、結果的には足りませんでした。
上下の服は速乾性のある素材が良いです。泥だらけの家財道具を運ぶので上下泥だらけになります。私は活動後にボランティアセンターで水着にシャワー浴びる感じで泥を落として、そのまま自然乾燥させてました。この猛暑なのですぐ乾きます。(この方法は女性にはオススメしません)
事前に入っておいた方が良いと言われているボランティア活動保険ですが、各自治体の社会福祉協議会で申し込み出来ます。インターネット申し込みが出来ないところは社会福祉協議会が組織的になんとかして欲しいところです。入った上で行くのがベストですが、入っていないからといって行くのをやめる必要はないです。
そもそも初心者の人は明日、明後日、今週末、来週末に時間が取れたから行ってみようという感じだと思います。現地に行くという気持ちを大事にした方が良いです。
8時過ぎに岡山駅からJR山陽本線で新倉敷駅に向かったのですが、岡山市の中心部は何の被害もなく、長靴履いて電車乗ると浮いてしまうくらい周りは日常です。ちょっと周囲の目線を感じました。山陽本線は福山までしか通っていなかったので、広島も大変なことになっているなと感じました。車窓から見る限り、JR沿線に豪雨被害は見当たりませんでした。高梁川を通過した時、川の両側に流木が流れ着いていたので、ここで初めて豪雨があったのかなと感じる程度です。
9時前に新倉敷駅に着いて、北口からボランティアセンターまでシャトルバスが出ていたので、それに乗りました。駅のセブンイレブンには商品が十分に置いてありました。
ボランティアの受付は氏名・住所・電話番号・ボランティア保険の有無、を記入するだけで時間は全くかかりませんでした。謎だったのはボランティア保険の有無に×を書いた人は、それで加入したことになりますとセンターのスタッフが言っていたのですが、本当なのか謎です。ボランティア活動保険は、タイプが基本タイプと天災タイプ、それぞれAプランとBプランの4種類あって、350円から710円まで、年度内の補償期間の保険料を払う必要があります。スタッフも慣れていない感じでしたが、全員一括であるプランの保険に加入したということだったのでしょうか。しかし、先程書いたようにこういうことも勉強だと思いますし、現地は人手が全く足りていないので、5分もかからず終わる手続きのためにボランティアを躊躇する必要はないです。
ボタンティアセンターには塩飴がおいてあって、自由に持っていける状態になっていました。
ボランティアセンターから更にバスで活動拠点の倉敷市真備支所に移動しました。5分くらいです。このバスの車窓から初めて被災地になりました。川の決壊の箇所や水没した車、2階まで水没して窓が抜けている家、井原線の高架下に延々と積まれた災害ごみ。
10時に到着すると、5人1組で班を作るよう社会福祉協議会のスタッフから指示を受けて、オリエンテーションを受けます。
オリエンテーションの内容は以下でした。
・連日の猛暑でボランティアスタッフでも救急搬送される人が出ている。20分活動したら10分休憩すること。
・14時15分に帰りのバスが出るので、それまでに作業を切り上げて戻ってくること。住人に作業の延長をお願いされても断ること。
・写真撮影は禁止
5人×14班=70人で、真備支所から25分ほど歩いて現場に行きました。ここで1軒10人で振り分けられて10時45分に作業開始。帰りは現地を13時45分に出発したので、現地での作業時間は実質3時間弱でした。
オリエンテーションの時に、せっかく大勢来ているのに何故こんな短時間しか活動させないのか理解出来なかったのですが、作業を始めて身をもって理解することになります。作業内容は、2階まで浸かった木造2階建のお宅の家財道具の運び出しだったのですが、泥水に浸かった畳やタンスの運び出しは想像以上にきついです。
適宜休憩を挟みつつ、お昼休憩を30分とってお宅の納屋にゴザを敷いて食事をとり、13時45分に作業を終了し、25分歩いて、真備支所に戻る。班長がスタッフに報告して班単位でバスに乗って、ボランティアセンターに戻り、泥を洗い流して、手の消毒をして解散。電車で来た人はJR新倉敷駅までシャトルバスが出ていました。
■やってみて初めて分かったこと
・ボランティア初心者でも役に立つ。だが、自分が思っているほど体力は持たない。
・真夏の炎天下のもとでしっかり活動できる作業時間は想像以上に短い。休憩取りながらでも4時間が限度。夏以外なら半日は作業可能。
・ボランティアセンターの受付終了は早い。住民は朝早くから作業して14時〜15時には作業を終えて避難所に戻る。その為、ボランティアも9時までには受付済ませて現地に入るべき。10時だと受付終了してる可能性あり。
・男性ボランティアが多いけど、女性ボランティアも求められている
(居間の畳やソファーは男がどんどん出せば良いのですが、2階の寝室や女性の部屋などは女性ボランティアが運び出ししてあげた方が良いです。重いものを男が運び出して、衣類や細かいものは女性が住人に聞きながら運び出すのがベスト。直接言われませんでしたが、そんな感じがしました)
・豪雨から1週間経って連日猛暑でも、浸水した家屋の中は全く乾いておらず泥だらけ
・マスクを付けた状態で作業をするとすぐに酸欠状態になって息が上がる
・ヘドロが手袋に付着して、グリップが効かず握力がすぐに無くなる
・ヘドロが長靴に付着して、足の踏ん張りもすぐになくなってくる
・濡れた畳は、作業開始直後は男4人で運び出していたが、2時間後には皆んな体力が無くなって男6人で運び出すのがやっとになってしまう
・床上浸水すると床が何箇所も抜ける。2階の床も抜けていて足元に注意しながらの運び出しとなる
・窓のガラス、人形入れのガラスなどは、土嚢袋に入れた人が、マジックで「ガラス注意」などと書いておいた方が良い。知らずに運び出した人が怪我をしてしまう
・濡れたタンスはバールで壊して分解しないと運び出せない。引き出しを別にしようと思っても水分で膨張していて引き出しが動かない。そしてバールで壊すと、釘が出て来て、運ぶ時に注意。ガラスと同様に、釘に注意して下さいと声を掛け合う必要あり。
・2階からの運び出しは、階段を使ってリレー方式にしたり、窓から放り投げるなど、体力を使わない方法を決めて作業すべき
・飲み物は2リットルではギリギリ。3時間で3リットルあった方が良い
(30分おきに500mlのペットボトルは飲み干してしまう)
・塩飴を持って行った方が良い。真備支所まで戻っているときにキツくなって塩飴舐めると回復していくのが分かりました。水ばかり飲んでいると塩分が少なくなってきます。
・自分も含め、ボランティアはみんな「せっかく来たので役に立ちたい」と思って、オリエンテーションで言われた時間を超えて連続で作業をしようとする。そうすると周りのボランティアも休憩し辛くなる。度々休憩をとったところで何か言われたりしません。むしろ、住民の方は毎日作業していて熱中症の危険が分かっているので、休憩をしっかり取るよう勧めてくれる。張り切っているボランティアが危険。